パラベン入りのオールインワンゲルについて

オールインワンゲルに限らず、ほとんどすべてのスキンケア用品には、防腐剤が使われています。なぜなら防腐剤がないと、そのスキンケア用品を使い切ってしまう前に、変質したり腐ったりしてしまう可能性がありますからね。

 

ですからスキンケア用品にとって、防腐剤は「必要悪」のようなものなのですが、数ある防腐剤の中でも、特に問題になっているのが「パラベン」というものです。

 

パラベンは実は今でも数多くのスキンケア用品に配合されている、「現役バリバリの防腐剤」なのですが、そのパラベンの一体何が問題なのでしょうか?

 

ここではそれについてお話ししましょう。

 

パラベンによる健康リスク

パラベンが、どうして「避けるべき、問題になっている防腐剤」なのかというと・・・
真っ先に理由に挙げられるのが「パラベンはアレルギーリスクが比較的高い」ということです。

 

良質なオールインワンゲルが、パラベンを使っていないのは、まさにこのためです。
「パラベンフリー(パラベン不使用)のスキンケア用品に変えただけで、アレルギーがおさまった」という声も世の中には数多くあるくらいですから、パラベンの他にも防腐成分はある現在の状況で、わざわざアレルギーリスクの高いパラベンが配合されたものを選ぶ理由はない、ということです。

 

そして、パラベンによる健康リスクは、アレルギーだけではありません。

 

実は、パラベンは乳がんの発生リスクも指摘されています。イギリスの分子生物学者・ダーぶる博士の研究によると、乳がん患者の腫瘍を20例調べたところ、そのすべてにパラベンが含まれていて、さらに18例についてはかなり多量のパラベン蓄積があった、とのことです。

 

この研究結果だけで「パラベン=乳がんの原因」と結論付けるのは暴論かもしれませんが、少なくとも「パラベンは体内蓄積する」ということははっきりと分かったわけです。アレルギーリスクが高い異物が体内に蓄積されれば、深刻な健康被害が起こってもおかしくない、ということです。

 

その他にもパラベンには「肌老化を早める」「生殖機能低下を引き起こすリスクがある」「殺菌力が強すぎて有効成分の作用そのものまで妨げる」などという説が出ています。

 

パラベンにはこうしたさまざまな健康リスクがあるからこそ、オールインワンゲルを選ぶ時は、パラベン不使用のものを選ぶべき、という結論になるわけですね。

 

「メチルパラベンだけ配合」のものは特に要注意!

というわけで、パラベンとは「防腐作用にとてもすぐれているものの、健康リスクも大きい」という防腐剤なのですが、そんなパラベンは実は、以下の3種類があります。

 

メチルパラベン
プロピルパラベン
ブチルパラベン

 

この中で特によく使われるのは「メチルパラベン」ですが、パラベン配合のスキンケア用品の中でも、「メチルパラベンだけを防腐剤として使っている」というものは特に要注意。

 

なぜかというと、メチルパラベンだけを使った場合、濃度は0.2%以上にしないと、じゅうぶんな防腐効果が得られないからです。

 

これに対して「エチルパラベンとプロピルパラベンを併用」という形にすれば、それぞれ0.05%の配合、つまり合計0.1%の配合量で、同程度の防腐効果を得ることができます。つまり、エチルパラベン単独使用時の、約半分の濃度でOK、ということですね。

 

「パラベン入りは避ける」というのは大前提にしながらも、どうしてもパラベン入りのものを使わざるを得ない場合は「複数のパラベンを組み合わせているもの」を選んだほうが、まだマシということです。

 

なぜパラベンが使われているの?

パラベンには健康リスクがあると言われているのに、なぜ今でも多くのスキンケア用品に使われているのかというと、それは何といっても「安いから」です。

 

原材料のコストを抑えたいメーカーにとっては「防腐剤でお金をかけるわけにはいかないから、パラベンを使う」ということになってしまうわけですね。
ですからパラベンを使っているかどうかというのは、ある意味「そのメーカーが単なる金もうけ主義かどうか」を見分ける目安にもなる、と言えるでしょう。