シンプルすぎるスキンケアの落とし穴

「化粧水にしろ何にしろ、配合されているものは肌にとって異物にすぎない」などという理由で、とことんシンプルなスキンケアにこだわる人もいます。

 

「水とグリセリンだけで手作り化粧水を作る」というのは、まさにそうした「超シンプルスキンケア」の代表格ですね。

 

しかし・・・あまりにもシンプルすぎるスキンケアには、落とし穴もあるのです。

 

メイクの害をまともに受ける!

シンプルすぎるスキンケアの落とし穴はもうひとつあります。

 

それは、メイクの害をまともに受けてしまうということ。

 

スキンケア用品という、「肌を守るバリア的存在」がないため、メイク用品の成分が直接肌にべったりと着くからダメ、というだけではありません。

 

もっと問題なのが、クレンジング。
クレンジングというのは「油汚れ」を浮かせて落とす性質を持っているので、どうしても、メイク汚れだけでなく、必要な皮脂もある程度奪ってしまいます。

 

スキンケア用品でそのうるおい補給がきちんとできればいいのですが、シンプルすぎるスキンケアをしていると、そのうるおい補給がまともにできないので、肌が乾燥し、ダメージを受けてしまいやすいんですよ。

 

男性はスキンケア用品を使わなくても大丈夫なのはなぜ?

シンプルすぎるスキンケアを推奨する理由として、「男性はシンプルスキンケアどころか、スキンケアそのものをしなくても大丈夫なのだから、女性だって同じはず」という説を唱える人もいます。

 

しかしこうした説は、男女の肌の違いというのを理解していない、と言わざるを得ません。
男性がスキンケア無しでもOKなのは、以下のような理由があるからです。

 

皮膚の厚みは男性のほうがある。つまり、元々男性の肌は女性の肌より丈夫。
男性の肌は、男性ホルモンによる皮脂分泌が多いので乾燥しにくい。
そもそもメイクをしないので、クレンジングによる肌乾燥の害も起きない。

 

これだけの理由があることを考えれば、「女性の肌を男性の肌とまったく同じ土俵に並べるのは無理がある」ということも分かりますよね。

 

「シンプルすぎるスキンケア」は、若い人だけの特権!?

シンプルすぎるスキンケアの、いったいどこに落とし穴があるのかというと・・・

 

それは何といっても、シンプルすぎるスキンケアというのは、「肌の外から、角質層をうるおわせるような有効成分・栄養を与えなくても大丈夫な状態の肌」でこそ成り立つものだ、という前提条件があることです。
つまり、すでに衰えが出始めている肌には不向きなんですよ。

 

赤ちゃんの肌のように、何も手を加えなくてもぷるぷるの肌をずっと維持していられるのであれば、シンプルスキンケアだけでも、何の問題もないでしょう。
しかし実際は、加齢による老化・紫外線による光老化などで、肌の機能は年々衰えてきてしまうのです。

 

この衰えを少しでもカバーするには、やはり角質層に有効成分・栄養を浸透させて、「有効成分の力で、角質層に物理的にうるおいを与えたり、肌の新陳代謝を促進させる」ということがどうしても大切になってくるのです。

 

水とグリセリンだけの化粧水では、そうした効果はほとんど見込めません。あえて言うなら、グリセリンの吸湿作用により、多少の保水力は期待できる、というくらいでしょうか。しかし、それ以上の「肌へのプラス」はないのです。

 

「肌へのプラス」を受けなくても、みずみずしい肌を保っていられるのは、10代の頃か、遅くともせいぜい20代前半まで。

 

それ以上の年齢になると、必ず「肌そのものの衰え」というのは出てきます。そうなると、水とグリセリンだけでは対処しきれなくなってくるんですね。